旧中央図書館の解体工事再開へ 清瀬市長、選挙公約を断念

2026/04/06 18:41 

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 東京都清瀬市の原田博美市長は6日、記者会見を開き、解体工事が中止されていた旧中央図書館の工事を再開することを明らかにした。市長選で公約に掲げた旧中央図書館の再開は断念する結果となった。

 旧中央図書館をめぐって、渋谷桂司前市長が「新市長に判断を任せる」と1日に工事中断を決定していた。

 旧中央図書館は中央公園の一角にある。都市公園法によると、公園内に建築できる教養施設など建物の総敷地面積は公園全体の12%と制限されている。市は昨年3月の中央図書館閉館後、同公園内に児童館を建設。仮に図書館を再開すると制限面積を約80平方メートルオーバーする。そのため、再開には図書館の建物の一部を壊すなどしなければならない。

 また、工事の中止で、解体工事業者に1日当たり違約金100万円を支払わなければならない。図書館の建物を縮小して改築するにしても、市民の意見を聞いて議会にはからなければならず、原田市長は「時間と費用が膨らむ」と断念した。

 原田市長はこうした事情を就任日の3日に知ったとして、「本当に残念で悔しく、市民に申し訳ない」と述べた。今後はすでに閉館された図書館の再開に向け、努力するとした。【矢野純一】

毎日新聞

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