“利休の茶室”を体験 高付加価値の観光ツアー、堺市が企画
千利休の出身地・堺市が、茶の湯の体験などを盛り込んだ高付加価値の観光ツアー企画を進めている。千利休の茶室を再現した庵(いおり)で茶会を開くなど特別な体験を提供し、富裕層やインバウンド(訪日外国人)の誘客を目指す。【中村宰和】
堺区の文化観光施設「さかい利晶の杜」にある茶室で開かれた実証事業。国内外の富裕層や、旅行・ホテル業界の関係者ら約20人が招かれた。表千家同門会大阪支部の前田一成事務長が「さかい待庵(たいあん)」で茶をたて、市国際交流員で中国出身の劉欣婕さん(28)に振る舞った。
さかい待庵は、利休作の茶室で唯一現存する国宝・待庵(京都府大山崎町)の創建当時の姿を想定復元したもの。前田さんは「2畳と狭いけれど圧迫感はない。客との距離が近くて緊張感がある」と話した。劉さんは小さな出入り口のにじり口から茶室に入ってお茶を飲み、「五感が研ぎ澄まされ、心が癒やされる特別なひとときだった」と感心していた。
さかい待庵で茶会が開かれたのは2015年の茶室びらきの際の一度しかなく、通常は見学だけ。市は今回の事業を通して特別な茶会の開催に向けた課題を探る。
実証事業は、4畳半の茶室の無一庵でも実施。陶芸家の古賀崇洋さんの茶器を使ってアート茶会を開いた。突起がたくさんついた茶わんはやや奇抜で、金色の内側に茶の緑色が映える。参加者の点茶体験もあり、亭主から「泡をふんわりたてるのが裏千家。最後は『の』の字を書くようにして真ん中から茶せんを出す」などと説明を受けていた。
市広域連携課によると、茶会に訪れたアイルランド出身の50代男性は「茶の湯の意味を深く理解できた。説明のない茶会が多い中、今回は丁寧な説明があり、一つ一つに込められた意味を知ることができた」と話し、香港在住の30代男性は「リラックスして茶の湯を楽しめた。茶室が交流の場だったことを理解した」と感想を寄せたという。
市は大阪・関西万博の会場で茶会を開き、好評を得た。永藤英機市長は取材に「茶会を通じて人と人との出会いが大事にされてきたことを万博で感じた。国内の観光客やインバウンドが堺でどのような体験をすれば魅力を感じるのかを実証していきたい」と話した。
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