小林・真鶴町長、叱責認めるも「パワハラ」否定 百条委 神奈川

2026/04/28 12:33 

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 神奈川県真鶴町議会は27日、庁舎内でのハラスメント行為を調べる百条委員会(加藤龍委員長)を開き、小林伸行町長の証人尋問を行った。小林町長は大声での叱責や人前での叱責は「ハラスメントには当たらない」と従来の主張を繰り返した。

 小林町長は、大声を出した事例は複数あり、不適切だったことを認めた。その上で「あまりにもむちゃくちゃなことを言う職員が数人いる」などと話し、公務員として逸脱した言動をする職員が存在すると強調。「(自身は)正義感が強いので、『そんなことは社会人として許されないぞ』と大声を上げた」などと証言した。

 自身と職員の関係については「役場の吏員は町長の補助機関。命令を拒むのはおかしい」と認識を語った。

 一方、大声や人前での叱責は認めながら、いずれもパワーハラスメントの3要件((1)優越的な関係性(2)業務上必要な範囲を超える(3)就業環境を害する)の全ては満たしていないという「心証がある」とした。

 加藤委員長は「行為に対する認識が町長と我々5人の委員では違う」と話した。すでに町が実施した職員アンケートは、マスキングが多い状態で百条委に提出されたことから、改めて百条委として職員向けのアンケートや聴取を行うことを明らかにした。

 この日、報道各社はテレビカメラを入れた記者会見を小林町長に求めたが、応じなかった。委員会は6月に中間報告を、9月に最終報告をまとめる予定。【本橋由紀】

毎日新聞

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