広島の映像文化ライブラリー移転、ゆかりの作品を特集上映

2026/05/10 15:46 

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 広島市映像文化ライブラリーは4月にJR広島駅南口に移転したのを機に、広島を舞台にした映画や広島出身の映画人を特集して上映している。公立の「フィルム・アーカイブ」としては全国に先駆けて設立された施設で、再出発に際して「映画を通じて広島を見つめ直してほしい」と企画した。

 同ライブラリーは1982年、同市中央公園の一角にある中央図書館との複合施設に開館した。国際平和文化都市として文化施設を拡充する一環で、名作映画の収集・保存を担う「フィルム・アーカイブ」を自治体が開設したのは全国初だった。

 所蔵する作品は約800本。広島に縁のある監督や俳優の作品、平和・原爆をテーマにした作品は特に重点を置いて収集している。

 中央図書館とともに移転し、4月にリニューアルオープンした。エールエールHIROSHIMA10階にあり、上映ホール(100席)や試写・視聴室などを備える。

 6月までの3カ月間を「広島ゆかりの映画・映画人特集」と銘打ち、巨匠の新藤兼人や田坂具隆が監督した旧作、昭和の名優・月丘夢路の出演作、現在も一線で活躍する諏訪敦彦監督の作品などを上映。4月は地元のアマチュア映像作家集団「広島エイト倶楽部(くらぶ)」の作品を紹介した。2025年の広島国際映画祭での上映作で、ヒロシマをテーマにした海外作家のドキュメンタリーを上映するほか、トークイベントやパネル展も企画している。

 企画の詳細や鑑賞料などは、広島市映像文化ライブラリー(082・298・0551)。【宇城昇】

毎日新聞

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