住宅地近く650人に避難指示 広島・呉の船解体現場火災 延焼なし

2026/05/14 19:25 

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 14日午後0時50分ごろ、広島県呉市音戸町渡子(とのこ)3にある船の解体現場で「大量の黒煙が上がっている」と付近の住民から119番があった。

 広島県警呉署などによると、造船会社の敷地内にあった廃船や廃材のほか、近くの岸壁に係留されていた船舶が燃えたという。

 会社の従業員や現場周辺の住民は避難し、けが人や住宅などへの延焼は確認されていない。呉市消防局の消防車19台や呉海上保安部の船舶などが消火活動を続けた。

 現場は呉市にある倉橋島の海沿いで、住宅などが建ち並ぶ地域。付近には油の臭いが立ちこめ、爆発するような音も時折聞こえた。呉市はこの火災で、渡子地区の356世帯650人に避難指示を出した。

 地元の消防団員の男性(24)は「従業員に頼まれて通報した。こんなに大きな火災は消防団に入ってから初めてだ」と語った。近くに住む70代の女性は「家を出ると一帯が煙で真っ暗だった。家に燃え移らないか心配だ」と話していた。【井村陸、関東晋慈】

毎日新聞

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