全国初の「女性活躍」推進条例 東京都で7月1日施行、罰則なし

2026/06/30 19:16 

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 東京都は、女性が個性や能力を発揮して活躍できる環境づくりを目指す「雇用・就業分野における女性の活躍を推進する条例」を制定し、1日に施行する。雇用や労働に特化して女性活躍を推進する条例は全都道府県で初めて。

 条例は「女性の可能性を広げていくためには職場や社会に根強く残る『性別による無意識の思い込み』の解消に向けて社会全体で取り組むことが必要」などとし、都や事業者、経済団体、都民の責務を定めている。罰則規定はない。

 特に経営方針を決定する事業者に対しては、特定の性別に偏らない組織づくりや男女間格差の解消、女性特有の健康課題への配慮などに主体的に取り組むよう求めているほか、優越的な関係を背景に女性の尊厳を傷つける行為を禁じている。

 都は2000年に男女平等参画基本条例を制定しているが、女性の正規雇用や管理職が低水準にとどまっていることから今回の条例を提案。25年12月の都議会で可決・成立した。

 30日には都内で小池百合子都知事と経営者による意見交換会があり、産直通販サイト「食べチョク」の運営会社の秋元里奈社長が創業の際、女性であることを理由に投資を断られた経験を明かし、「無意識の思い込みを持っている人はいる。その思い込みを取り除くことが重要だ」と語った。

 小池氏は「持続的な社会にしていくために最も望まれるのは女性のエネルギーや希望を組み入れて生かしていくことではないか」と条例の意義を述べた。【田中綾乃】

毎日新聞

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