群衆雪崩で11人死亡 明石歩道橋事故から25年、遺族ら黙とう

2026/07/21 19:36 

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 兵庫県明石市で2001年、花火大会の見物客が歩道橋で転倒し11人が死亡、247人が負傷した事故から21日で25年となった。遺族や市職員らが歩道橋上にある慰霊碑「想(おもい)の像」の前で手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

 ◇花火見物客が折り重なるように転倒し

 事故は01年7月21日午後8時45分ごろ発生。花火大会の会場と最寄り駅を結ぶ歩道橋で大勢の見物客が折り重なるように転倒した。0~9歳の子ども9人を含む11人が亡くなった。

 市の事故調査委員会は02年、長さ約103メートル、幅約6メートルの歩道橋の上に6000人以上が殺到して滞留、「群衆雪崩」が起きたと認定した。

 花火大会を主催した市と警備にあたった警察などの責任が問われ、元県警明石署地域官ら5人の有罪が確定。神戸地検が不起訴とした元副署長は10年に全国で初めて強制起訴されたが、実質無罪の免訴判決となった。

 ◇記憶と教訓の継承が課題

 市は事故翌年から、7月21日を「市民安全の日」と定め、職員研修などを続けている。事故後に入庁した職員は全体の6割を超え、記憶と教訓の継承が課題となっている。

 この日、研修を受けた市営繕課の藤本雄登さん(31)は「市民の方一人一人が安心安全に過ごせるような街づくりをしていきたい」と誓った。【北山直生、砂押健太】

毎日新聞

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