女児の画像をAIで裸に ディープフェイク投稿疑い 会社員逮捕

2026/08/03 19:35 

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 体操着姿の少女の写真を生成人工知能(AI)で裸に見えるよう加工してSNSに投稿したとして、警視庁少年育成課は3日、兵庫県姫路市の会社員、井元健太容疑者(32)を名誉毀損(きそん)と児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で逮捕したと発表した。「10~20代の女の子(の画像)を300枚くらい加工した。加工しやすい陸上部のユニホームばかりやった」と供述しているという。

 警視庁によると、2月に高校3年の男子生徒(17)=鹿児島県垂水市=がSNS上の掲示板に「中学生集めました。お願いします」として体操着姿の少女の画像を投稿。これを受けて、井元容疑者は画像の加工ができる有料版の生成AIを使って数分で裸に見えるように作り替え、数日後にその画像を投稿していたという。2人には直接の面識はなかった。警視庁は、この男子生徒も両容疑で書類送検した。

 逮捕・書類送検容疑は、共謀して2月11日、当時12歳だった女子中学生の体操着姿の画像1枚を、裸や下半身を露出した姿の画像2枚に加工し、SNSに投稿したとしている。2人とも容疑を認めている。

 警視庁は元画像に写った体操着に書かれた学校名から本人を特定。実在する人物が12歳だった時に撮影されたものと判明し、容疑者らは児童と認識できたはずと判断した。井元容疑者のスマートフォンには生成AIで作ったとみられる児童ポルノを含め、わいせつ画像や動画が3800件保存されていたという。

 生成AIや加工アプリの発達に伴い、こうしたツールを悪用して作った画像や動画「ディープフェイクポルノ」の被害は増え続けている。警察庁によると、1~6月に全国で確認された18歳未満の画像が使われた被害は123件で、前年同期(60件)の倍以上に達している。被害者は95%に当たる117件が中高生(中学生79件、高校生38件)で、全体の67%が「同級生・同じ学校」の人物による被害だった。

 児童の顔画像を使ったディープフェイクポルノは、身体の部分が実在しないAI生成物の場合に児童ポルノに当たるかどうかが課題だった。これについて、名古屋地裁は6月、「一般人が見れば実在する女児の裸と誤信する精巧」な画像が児童ポルノに当たるという判断を示している。【洪玟香、深津誠】

毎日新聞

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