高校生らが災害キッチンカーを共同製作、熊本被災地支援へ 群馬

2026/08/07 05:15 

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 熊本地震で被災した熊本県八代市を支援しようと、群馬県太田市のNPO法人「新田フードサポート」(星野茂理事長)と、県立太田工業高校の生徒が共同製作した災害対応キッチンカーが6日、現地に向けて出発した。大型の発電機を搭載し、大量の炊き出しを提供できるのが特徴。太田市が備蓄していた飲食料品などを救援物資として届け、現地でかき氷などを提供する予定だ。【湯浅聖一】

 星野理事長は、新田製パンの社員として、2011年の東日本大震災などの被災地にパンを贈る活動を続けてきた。その中で「避難所の規模に関係なく、温かい食事が提供できる仕組みが必要だ」と痛感。24年にキッチンカーの製作を始めた。

 この熱意が、星野理事長の母校である太田工高に伝わり、電子機械科3年の生徒らが授業の一環で製作に参加。外装や車内設備などを手がけた。今春に完成し、市と災害支援協定を結んだ。

 車両は中古の大型中継車を改良。全長10メートル、幅2・5メートル、高さ3・5メートルで、国内のキッチンカーとしては最大級という。車内には50キロボルトアンペアの発電機や、一度に45キロの米が炊ける炊飯器、オーブン、電子レンジ、乳幼児用ミルクを作るためのポットなどを備える。

 被災地の支援は初めて。NPO側が八代市に申し入れ、出動が決まった。5日に太田工高でキッチンカーに物資を搬入。生徒や、太田市の穂積昌信市長らが、市が備蓄してきたアルファ化米2500食やライスクッキー、ようかん5000食などを積み込み、市内外のNPOなどから集まった日用品や飲料水も運び入れた。

 現地には星野理事長と同校の小竹隆志教諭が向かい、8日まで支援活動を続ける。星野理事長は「生徒の気持ちも現地に運び、被災者に寄り添った支援ができれば」と意気込む。穂積市長は「キッチンカーの活躍を期待したい。市も国や県と連携し、人的派遣を含めた支援を進める」と話した。

毎日新聞

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