磨いた「試合中の修正力」 神村学園5番が同点打 夏の甲子園

2026/08/06 20:27 

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 ◇高校野球・夏の甲子園1回戦(6日)

 ◇○神村学園(鹿児島)5―1東筑(福岡)●

 自ら修正する力を、日ごろから磨いてきた。神村学園の5番・森友樹は、甲子園の初戦という緊張感の高まる舞台で、変わらずそれを発揮した。

 1点を追う三回1死一、二塁。初球のスライダーを引きつけ、鋭く三遊間を破った。「ゾーンに来た球はどんどん振ろうと思っていた」。この回の逆転につながる同点適時打となり、一塁上で拳を突き上げた。

 初回の1打席目の反省が頭にあった。「体が早く開きすぎていた」。同じスライダーに泳がされ、三ゴロに打ち取られていた。

 打順が二回り目に入る際、小田大介監督から細かい指示があったわけではない。それでも森友は次の打席に備え、「もう少し(開きを)我慢して打ちにいこう」と頭を整理していた。それが結果につながった。

 試合中の修正力は、チームが大事にしているテーマの一つだ。

 「日によって、自分のバッティングの状態はいろいろ」と森友。繊細な技術を求められるだけに、その日の体の状態によって、良い時も悪い時もある。

 森友自身は「悪い時は体の開きが早くなるか、肩が詰まってしまうか、どちらかの癖が出てしまう」という。自分の打撃の特徴をよく分析してきた。

 迎えた甲子園の初戦でも、悪い癖が出るやいなや、さっそく次の打席で改善してみせた。「これまでの練習を思い出して、落ち着いてやれたと思います」とうなずく。

 夏の甲子園は2023、24年と続けて4強入りするなど、近年は全国の舞台で安定した力を見せている神村学園。選手自らが修正点を見つけ、試合中に実行に移すことができる。そこに強さの一端が垣間見えた。【深野麟之介】

毎日新聞

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