「イランの悲劇も伝えたい」 空爆で次男犠牲、遺族が平和式典出席

2026/08/06 19:41 

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 今年2月に米国のミサイル攻撃を受けたイラン南部の小学校の犠牲者遺族が6日、広島市の平和記念式典に出席した。シルース・ナシリさん(51)と妻アシエ・ラヒネジャドさん(41)は息子の遺影を手に参加し、「世界中から人が集まる中、原爆の悲劇を今も伝え続けていることは素晴らしい。イランでの子どもたちの悲劇も世界に伝えたい」と語った。

 2月28日朝、イラン南部ホルムズガン州ミナブにある小学校に、米軍のミサイルが複数回撃ち込まれ、教師や7~12歳の児童、保護者ら計150人以上が死亡。夫妻の次男、マカン・ナシリさん(7)も犠牲になった。

 広島市の国際支援NPO「モースト」(津谷静子理事長)は20年以上前からイランの化学兵器(毒ガス)被害者との交流を続け、毎年8月に被害者を式典に招待。今年はミサイル攻撃の遺族も招いた。

 マカンさんは音楽や踊りが好きな明るい子どもだったという。校舎から約200メートル離れた場所でセーターと靴の片方が見つかったが、遺体は発見されていない。ラヒネジャドさんは「寒い朝で、青いセーターを着せて学校に送り出した。マカンは戻らず、私たちの幸せな生活は一変した」と振り返った。【鵜塚健】

毎日新聞

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