平和記念式典に戦争当事国の姿 対立続く米イラン代表らそろう

2026/08/06 19:12 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米国による広島への原爆投下から81年の「原爆の日」となった6日、広島市の平和記念公園(広島市中区)で平和記念式典が開かれた。

 ◇「何千冊の本よりも…」

 式典には、対立が続く米国、イスラエルとイランの代表がそろって参列した。

 イランのペイマン・セアダット駐日大使は5日に原爆資料館を見学後、報道陣の取材に応じた。原爆の犠牲となった子どもの写真と、米国の爆撃で死亡したイランの子どもを重ね合わせ、「81年前と今は変わらない。どちらも人間を襲った痛みだ」と語った。米国に対して「核の疑惑を口実に攻撃を続けている」と批判。3回連続で決裂した核拡散防止条約(NPT)再検討会議については「核開発を巡ってはNPTを順守している」と強調した。

 核保有5大国ではほかに、英国とフランスが参列し、中国とロシアは欠席した。

 ウクライナ侵攻を続けるロシアの同盟国ベラルーシは昨年に続き、参列した。エブゲーニイ・ラザレフ臨時代理大使は、「何千冊の本を読むより、一度広島を訪れる方が印象に残った。核廃絶のためには対話を再開しなければならない」と述べた。【井村陸、関東晋慈】

毎日新聞

社会

社会一覧>