「早めの避難が重要」10年前台風で9人死亡 高齢者施設で追悼

2026/08/30 16:04 

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 2016年8月の台風10号による水害から10年の30日、入所者9人全員が死亡した岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」の跡地に祭壇が設けられ、施設を運営していた法人の役員らが犠牲者の冥福を祈った。

 跡地では午前10時ごろ、運営法人の役員ら2人が献花して手を合わせた。佐藤弘明常務理事(63)は「10年たっても申し訳ない気持ちを持ち続けている」と語った。同じ敷地にあり、現在も入所者がいる高齢者施設について「大雨時に何度か建物内で高層階への垂直避難をした。空振りになっても早めの避難が重要とつくづく感じている」と述べた。

 楽ん楽んでは近くを流れる小本川が氾濫し、平屋の建物にいた入所者が逃げ遅れた。この後、浸水の可能性がある高齢者施設に対し、避難確保計画の作成や避難訓練が法律で義務づけられた。【奥田伸一】

毎日新聞

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