考古学者の白石太一郎さん死去 87歳 古墳研究をリード

2026/10/15 16:56 

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 古墳研究をリードし、百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)の世界文化遺産登録を学術面から支えた考古学者の白石太一郎(しらいし・たいちろう)さんが11日、死去した。87歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻栄子(えいこ)さん。

 1938年、大阪市生まれ。同志社大大学院博士課程単位取得退学の後、奈良県立橿原考古学研究所員や国立歴史民俗博物館教授、奈良大教授、大阪府立近つ飛鳥博物館長などを歴任した。2019年に世界遺産登録された百舌鳥・古市古墳群に関しては、府などで作る登録推進本部会議の有識者会議委員を長く務めた。

 考古学の視点から日本の古代国家の形成過程を研究。タブー視されがちな古墳の被葬者像も積極的に論じ、著書「古墳の被葬者を推理する」(中公叢書)では最古の巨大前方後円墳の一つ、箸墓古墳(奈良県桜井市)の被葬者について、邪馬台国の女王・卑弥呼の可能性が高いと唱えた。著書は他に「古墳とヤマト政権」(文春新書)、「近畿の古墳と古代史」(吉川弘文館)など。

毎日新聞

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