別府大分毎日マラソン 国学院大・平林や九電工・大塚が出場へ

2025/01/16 17:55 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第73回別府大分毎日マラソン(毎日新聞社など主催、ピー・シー・エー、ソニー生命特別協賛)の出場選手が16日発表され、男子は2024年の大阪マラソンを2時間6分18秒で制し、初マラソンの日本最高記録とマラソンの日本学生最高記録を樹立した平林清澄(国学院大)が一般参加でエントリーした。

 今大会の男子は、9月に東京で行われる世界選手権の代表選考会を兼ねる。視覚障害選手部門を含め男女4部門に過去最多の計4491人がエントリー。2月2日正午に、大分市高崎山・うみたまご前をスタートし、ジェイリーススタジアム(大分市)がフィニッシュのコースで争う。

 国内招待選手は8人。地元・大分出身の大塚祥平(九電工)は21年の東京オリンピック男子マラソン代表の補欠で、2時間6分57秒の自己ベストを持つ。前回優勝のワークナー・デレセ(ひらまつ病院)や、前回の別大が初マラソンで3位に入った岸本大紀(GMOインターネットグループ)も名を連ねた。

 平林以外の一般参加では、1月のニューイヤー駅伝を制した旭化成の茂木圭次郎や、1月の箱根駅伝で総合優勝した青学大からは、5区で区間新記録をマークした若林宏樹(4年)と2年連続で8区区間賞を獲得した塩出翔太(3年)らがエントリー。「若手の登竜門」といわれるレースに挑む。海外勢は2時間4分28秒の自己記録を持つビンセント・キプチュンバ(ケニア)ら4人が招待された。

 記者会見で、日本陸上競技連盟強化委員会の高岡寿成シニアディレクターは「ベテラン、若手といろんなタイプの選手がエントリーしている。大会記録(2時間6分43秒)の更新を大いに期待したい」と語った。

 視覚障害選手の男子では前回大会を2時間23分27秒で制し、自身の持つT11クラスの世界記録を更新した和田伸也(長瀬産業)らが優勝を目指す。【藤田健志】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>