上野裕一郎がペースメーカー 不祥事経て再起 別府大分毎日マラソン
2日にスタートした第73回別府大分毎日マラソンでは、男子駅伝で立教大の監督を務めた上野裕一郎(39)=ひらまつ病院=がペースメーカーを務める。
不祥事を経て、現在は選手として再起を図る上野は「みんなにいい状態で走ってもらうことが陸上界への恩返し」と、出場ランナーを先導する。
中央大時代は箱根駅伝で活躍し、2009年世界選手権5000メートル代表の経験を持つ上野。18年12月に立大の監督に就任すると、23年1月の箱根駅伝でチームを55年ぶりの出場に導いた。
しかし、一部で女性部員との不適切な交際を報じられ、23年10月に解任された。
立大を率いていた当時は、華やかな経歴から注目を浴びていただけに、監督を解任された前後は強い非難を受けた。
そんな上野に声をかけたのが佐賀県小城市を拠点とする、ひらまつ病院だった。
24年から実業団の新興チームに加入すると、25年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場し、3区で4人抜き、区間6位の好走。40歳を前にしても、高い実力を示している。
今大会のペースメーカーの誘いは、過去のマラソン挑戦で苦い結果に終わっていた自身からすると、意外なものだったという。
それでも「ニューイヤー駅伝などに出ることで体(コンディショニング)ができていたし、練習も途切れず行っていた」と、意気に感じてもいる。
何より「少しでも(陸上界に)貢献することで、再スタートを切ったことを伝えたかった」。走り続けることを応援してくれた所属チーム、小城市の人々への感謝の気持ちも込める。
別大マラソンは「若手の登竜門」としてフルマラソン経験の浅い選手たちが挑戦する場としても知られる。
かつて自身も指導した学生年代のランナーを念頭に置きつつ、上野は「選手たちの(ペースの)リクエストに応えていきたい」と語る。
「僕は脇役。選手たちがいいペースを刻めるような走りができれば」。あくまでさりげなく、選手を支えるつもりだ。【岩壁峻】
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