今秋の国スポ、高校野球7回制で実施へ 健康面など配慮 高野連

2025/02/21 18:00 

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 日本高校野球連盟は21日、大阪市内で理事会を開き、今秋に滋賀県で開催される国民スポーツ大会(国スポ)について、高校野球の硬式の部、軟式の部ともに7回制で実施する方針を決めた。国スポを主催する日本スポーツ協会での審議を経て正式決定する。

 日本高野連は昨年8月、試合を9回から短縮する7回制導入に向けた検討を始めていることを明らかにした。昨年12月には元指導者らで作る検討会議を発足させ、今年12月の理事会までに方向性を示す方針だ。

 高校野球では、投手の肩や肘への負担軽減や近年の深刻な酷暑対策など、健康管理が課題となっている。検討会議では、従来の9回から7回に試合時間を短縮することで、熱中症対策や投手の故障予防につながるかなどの議論を進めている。

 国スポは2024年に国民体育大会(国体)から、名称変更した総合スポーツ大会。高校野球は、硬式、軟式ともに夏の選手権大会で勝ち上がったチームなど8校が出場している。【長宗拓弥】

毎日新聞

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