「勝手に思い込んで…」 近藤亮太を支えた謎の自信 大阪マラソン
◇陸上 大阪マラソン(24日)
◇男子 近藤亮太(三菱重工)=2時間5分39秒(2位)
レース終盤、厳しい向かい風と雪に見舞われた。38キロ過ぎ、海外勢が先頭集団から抜け出したが、近藤亮太は日本選手で唯一、それを果敢に追った。
40キロ手前で両足がけいれんして「足は持たなかった」が、「呼吸は最後まで余裕があった」。残り1キロあまりで、ついに先頭に。最後に優勝者に再逆転されたものの、日本代表経験者や箱根駅伝のスターがしのぎを削る中、無欲の25歳が2位に食い込んだ。
「2時間8分を目標にしていたので正直びっくり。世界陸上も狙っておらず、30キロまで余裕を持って走ることだけを考えていた」という。
長年感じていた長距離適性が、ようやく花開いた。
陸上を始めた中学時代。800メートルや1500メートルでは勝てない相手に、3000メートルでは不思議と勝てた。「距離が延びれば自分は強くなると勝手に思い込んで……。フルマラソンまで競技を続ければ、意外と勝てるんじゃないかという謎の自信があった」
長崎・島原高で全国高校駅伝の出場経験はなく、順大では4年時に初めて箱根駅伝に出て10区で区間14位。学生時代に目立った実績はなかったが、淡い自信が競技人生を支えた。
自信が確信に変わったのは、今年1月のニュージーランド合宿。ともに大阪を走った定方俊樹ら経験豊富な三菱重工のチームメートと練習を積み、マラソンのノウハウを吸収できた。「ずっときついけど、突然、楽になる時がある」と定方からもらった言葉を信じ、きつく感じた10キロから20キロも先頭集団で耐えた。
渾身(こんしん)のラストスパートで世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)も突破したが、2秒差で優勝はならなかった。「走り負けてしまってすごく悔しい。世界陸上の代表に選ばれることがあればメダル争いをしたい」。自身も驚く快走に、欲も出てきた。【皆川真仁】
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