青学勢がマラソンでも存在感 「箱根で勝つ練習量が生きている」

2025/02/24 19:11 

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 24日の大阪マラソンで、またも青学大勢が存在感を示した。3年生の黒田朝日選手が初マラソンで日本学生最高記録となる2時間6分5秒で6位に食い込んだ。

 青学大は今年正月の箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を果たした勢いのまま、年明け以降のマラソンで好走が続く。

 今月2日の別府大分毎日マラソンでは、4年生の若林宏樹選手が初マラソン日本最高記録(当時)の2時間6分7秒で日本勢最上位の2位に入り、4年生の白石光星選手も6位だった。

 日本陸上競技連盟強化委員会の高岡寿成シニアディレクターは「箱根駅伝で勝つためには相当な練習量が必要で、それがマラソンにも生きている。学生もゴールを箱根駅伝ではなく『その先』に定めるようになった。好記録が他の学生の挑戦する意欲にもつながっている」と評した。

 3月2日の東京マラソンにも、4年生で今年の箱根駅伝で4区区間賞だった太田蒼生選手が出場する。

 大阪マラソンでは、黒田選手を含め、日本選手は2時間5分台を2人、6分台を4人がマークした。高岡氏は「非常にハイレベルなレース。多くの選手が終盤まで集団を作って勝負をかけ、最後の駆け引きも見応えがあった」と総括した。【石川裕士】

毎日新聞

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