ボクシングのバンタム級ダブル世界戦は２４日、東京・有明アリーナで行われ、世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）王者の中谷潤人（Ｍ・Ｔ）は同級６位のダビド・クエジャル（メキシコ）に三回３分４秒ＫＯ勝ちし、３度目の防衛に成功した。中谷の戦績は３０戦全勝（２３ＫＯ）。

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）王者の堤聖也（角海老宝石）は、同級４位の比嘉大吾（志成）と引き分け、初防衛を果たした。判定ではジャッジが３者とも１１４―１１４とした。比嘉はフライ級に続く２階級制覇はならなかった。堤が１２勝（８ＫＯ）３分け、比嘉は２１勝（１９ＫＯ）３敗２分けとなった。

　キックボクシング出身の那須川天心（帝拳）は１１９ポンド（約５３・９キロ）契約のノンタイトル１０回戦で、世界ボクシング機構（ＷＢＯ）バンタム級前王者、ジェーソン・モロニー（オーストラリア）に判定勝ちし、プロボクシング転向後６戦６勝とした。【岩壁峻】