Jリーグ目指す、ヴィアティン三重 JFL今季初戦は引き分け

2025/03/10 21:32 

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 サッカーのJFL(日本フットボールリーグ)・ヴィアティン三重が9日、東員町のLA・PITA東員スタジアムで今季初戦を迎え、いわてグルージャ盛岡と1―1で引き分けた。観衆3503人の前で勝利には届かなかったが、県勢初のJリーグ入りを目指し、まずは勝ち点1を挙げた。

 前半25分にオウンゴールで先制を許したヴィアティンは前半31分にFW青戸翔のゴールで同点に追いついた。後半も勝ち越しを狙ってゴールに迫ったが、昨季J3だった相手の堅守は破れなかった。間瀬秀一監督は「あと1点取るだけだった」と悔しさをにじませつつ、「1点取られた中でも落ち着いていた。勇敢に戦いを進められたのは良かった。我々の目標は優勝、昇格。また、みんなで準備していきたい」と話した。

 今季のチーム初得点を挙げた青戸は「勝ち切りたかったが、最低限の結果次につなげられたらいい」と話した。青戸は昨季所属していた沖縄SVのCEO(最高経営責任者)で元日本代表FWの高原直泰さんから「(ボールをキープして)収めるところは申し分ない。仲間を信じて、点を決められるところに入っていけばいい」と連係面で助言を受け、JFL得点王に輝いたストライカー。今季ヴィアティンに加入し、「三重にJリーグ(のクラブ)を誕生させたい」とチームを引っ張っていく。

 また、会場では岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災の被災者らを支援するため、募金も行われた。【村社拓信】

毎日新聞

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