プロ野球・オリックスは１２日、過去に違法のオンラインカジノを利用したため活動を自粛していた山岡泰輔投手（２９）が１３日から活動を再開すると発表した。当面はチームには合流せず、個人練習を行う予定。

　球団によると、面談を通じて本人に反省の意思が見られるとして、活動再開を了承した。山岡投手のオンラインカジノの過去の利用状況は警察に相談中のため明らかにできず、球団の処分はまだ決定していないという。

　山岡投手は球団を通じて「自粛期間中、自分と向き合いながらボールを握れない日々を過ごし、野球が自分にとっていかに大切なものだったかを痛感しました。今もご心配をお掛けしているファンの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。もう一度信頼を得られる人間にならなければならないと思います。野球ができることの喜びを胸に刻んで、全力を注いで取り組んでまいります」などとコメントした。

　球団は２月中旬、山岡投手が海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を把握し、同２１日に活動自粛を発表していた。【皆川真仁】