北海道帯広市主催の「ばんえい競馬」は１６日、２０２４年度の全日程を終了した。馬券発売額は前年度比３・３３％増の５７８億２２６５万円で、１１年連続で過去最高を更新した。帯広競馬場の来場者数も同１５・００％増の３８万６７３６人で過去最高を記録した。

　馬券は２４年度もインターネット販売が好調で、同３・７４％増の５３２億３０２７万円となり、全販売額の９２％を占めた。今年１月に１２年以来となる馬コロナウイルスの感染拡大で出走取り消しが相次いだが、レースの中止はなく、大きな影響はなかった。

　１６日は最高峰の重賞レース「ばんえい記念」があり、単勝１番人気のメムロボブサップ（雌９歳）が勝利。約７７００人が帯広競馬場に詰めかけ、白熱のレースを見守った。市ばんえい振興室は「多くのファンに支えられ感謝したい」とコメントした。【鈴木斉】