「甲子園で勝つのは大変」二松学舎大付・市原監督 43年ぶり春白星

2025/03/18 14:35 

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 選抜高校野球大会は第1日の18日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕試合があり、二松学舎大付(東京)が柳ケ浦(大分)に3―2で競り勝ち、準優勝した第54回大会(1982年)以来、43年ぶりに初戦を突破した。二松学舎大付・市原勝人監督の試合後のコメントは次の通り。

 ◇二松学舎大付・市原勝人監督

 (勝利の瞬間は)勝ってうれしいという喜びよりも、ほっとしました。甲子園で一つ勝つことは本当に大変。甲子園で勝つ難しさを感じました。

 (準優勝した第54回大会の初戦は)自分が(先発の)マウンドに上がって3―0の完封勝利でした。恩師がお立ち台で「投球は何点ですか」と聞かれ、「完封したので100点でいいでしょう」と答えていました。それを聞いて「100点満点と言ってくれればいいのに冷たいな」と思っていました。あの時はすいすい勝ち上がっていった気がしていたけど、きっと恩師も(今の自分と同じように)大変だったんだと思います。

 <六回に1番・入山が勝ち越しの適時二塁打を放った>

 なかなか打つのは大変だと思って点数を取るのは諦めていたが、よく打ってくれました。(五回の守備で)自分のミスがあって同点になったが、入山は引きずるよりも取り返してやると思える選手。絶対に何かやるだろうなとは思っていました。

 <OBで米大リーグ・カブスの鈴木誠也選手が東京ドームでドジャースとの開幕戦を迎える>

 もし試合を見ていたら少しでも刺激になればいいですね。(今日の夜は)楽しませてもらいます。負けず嫌いなので、こちらが勝っても、多分自分たちが勝たないと連絡は来ないと思います。

毎日新聞

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