豊昇龍、新横綱で39年ぶり休場 右肘けが 師匠「相当な重圧」

2025/03/18 12:58 

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 大相撲の東横綱・豊昇龍(25)=本名・スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=が春場所10日目の18日、休場した。新横綱場所だった豊昇龍は9日目を終えて5勝4敗と不振だった。新横綱の休場は1986年秋場所の双羽黒以来、39年ぶり。

 日本相撲協会から公表された診断書は「右肘関節内遊離体、頸椎(けいつい)捻挫で約2週間の加療を要する」だった。

 1月の初場所で2度目の優勝を果たした豊昇龍は初日に阿炎に敗れると、8日目の高安、9日目の一山本と平幕に連敗。新横綱として、昭和以降で最多に並ぶ3個の金星を配給していた。10日目に対戦する宇良は不戦勝となる。右肘は場所前から痛めていた。

 18日、報道陣の取材に応じた師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「(8日目に敗れた)高安戦でまた痛めた。(肘が)伸ばせない。(日本相撲)協会とファンに申し訳ない」と語った。

 休場は師匠が勧めたという。立浪親方は「相当な重圧があったと思う。(場所前に)『休まない』と言っていたが、ちょっと言い過ぎたと後悔しているのでは。まだ若いので長い目で見守ってほしい。次はきっとさらに強くなる」と述べた。【岩壁峻】

毎日新聞

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