佐々木朗希投手、メジャーデビュー 地元・岩手「我が町のヒーロー」

2025/03/19 21:10 

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 ドジャースの佐々木朗希投手(23)がメジャーデビューを果たした19日、出身地の岩手県陸前高田市にある商業施設で地元後援会主催のパブリックビューイング(PV)が開かれた。集まった市民ら80人が「我が町のヒーロー」に大きな声援を送った。

 会場には、ドジャースのチームカラーの青地に「令和の怪物 佐々木朗希」と書かれたのぼり旗や、市民からの応援の寄せ書きが飾られた。佐々木投手が初回を3者凡退に抑えると、後援会「佐々木朗希選手を応援する会」の伊東孝会長(71)は「上々の滑り出し。このまま初登板初勝利となれば」と笑顔を見せた。

 佐々木投手は小学3年生だった2010年に市内の少年野球チームで野球を始めた。11年の東日本大震災の津波で自宅が全壊し、父親と祖父母を失った後は隣接する大船渡市に転居。県立大船渡高校在学中に高校最速とされる163キロを記録するなど注目を集めた。

 東日本大震災があった3月11日を前に「自分にとって特別な日」などと心境をつづったメッセージを公表。2月に発生した大船渡市の大規模山林火災では、市に災害見舞金1000万円などを贈り「僕も皆さんと一緒に頑張っていきます」とお見舞いの言葉を寄せた。【奥田伸一】

毎日新聞

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