「危険信号…」肘の張りで一回降板の東洋大姫路・阪下 センバツ
選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、昨秋の近畿大会王者の東洋大姫路(兵庫)が、21世紀枠の壱岐(長崎)に7―2で勝利した。
東洋大姫路は先発した大会注目の右腕・阪下漣投手が1回2失点でマウンドを降りた。試合後、肘の張りによる降板だったと明かした。
阪下投手の主なコメントは次の通り。
◇東洋大姫路・阪下漣投手
自分は行けるところまで行こうと思っていたが、肘の張りがすごいあった。制球面も苦しんだ中、何とか一回持つのが精いっぱいだった。
チームに迷惑をかけ、仲間に感謝しかない。次戦以降は「自分が取り返してやろう」という気持ちでやらないといけない。今は肘の張りをしっかり治すことを優先していきたい。
<張りはいつから>
昨日の練習で肘の張りがあった。昨日は治療をして、何とか投げられる状態までと思っていたが、昨日のきょうだったので、良くはなっていなかった。
2点取られてしまった部分もあり、自分から岡田監督に肘が張っていることを伝え、(降板を)志願しました。
自分がギブアップしてしまうくらいだったのですが、それを(2回戦までの)あと中3日の中で改善しないといけない。もう前を向くしかないと思っています。
<経験したことのある張りか>
今まで経験のない張り。危険信号というか、これは投げ続けたらまずいなという、自分の中でも経験したことないような2者連続四球だったり……。悔しかったです。
<ベンチから勝利を見届けた>
先制点を取られて、ちょっと嫌な雰囲気を感じた部分もあったが、(救援した)木下と野手がはねのけてくれた。感謝でいっぱいだが、もっともっと自分が引っ張っていかないといけない。
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