「危険信号…」肘の張りで一回降板の東洋大姫路・阪下 センバツ

2025/03/20 18:36 

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 選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、昨秋の近畿大会王者の東洋大姫路(兵庫)が、21世紀枠の壱岐(長崎)に7―2で勝利した。

 東洋大姫路は先発した大会注目の右腕・阪下漣投手が1回2失点でマウンドを降りた。試合後、肘の張りによる降板だったと明かした。

 阪下投手の主なコメントは次の通り。

 ◇東洋大姫路・阪下漣投手

 自分は行けるところまで行こうと思っていたが、肘の張りがすごいあった。制球面も苦しんだ中、何とか一回持つのが精いっぱいだった。

 チームに迷惑をかけ、仲間に感謝しかない。次戦以降は「自分が取り返してやろう」という気持ちでやらないといけない。今は肘の張りをしっかり治すことを優先していきたい。

 <張りはいつから>

 昨日の練習で肘の張りがあった。昨日は治療をして、何とか投げられる状態までと思っていたが、昨日のきょうだったので、良くはなっていなかった。

 2点取られてしまった部分もあり、自分から岡田監督に肘が張っていることを伝え、(降板を)志願しました。

 自分がギブアップしてしまうくらいだったのですが、それを(2回戦までの)あと中3日の中で改善しないといけない。もう前を向くしかないと思っています。

 <経験したことのある張りか>

 今まで経験のない張り。危険信号というか、これは投げ続けたらまずいなという、自分の中でも経験したことないような2者連続四球だったり……。悔しかったです。

 <ベンチから勝利を見届けた>

 先制点を取られて、ちょっと嫌な雰囲気を感じた部分もあったが、(救援した)木下と野手がはねのけてくれた。感謝でいっぱいだが、もっともっと自分が引っ張っていかないといけない。

毎日新聞

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