ウクライナ出身・安青錦が「最速金星」 元大関・小錦ら抜く 大相撲
◇大相撲名古屋場所3日目(15日、愛知・IGアリーナ)
◇○安青錦 わたしこみ 豊昇龍●
眉をつり上げ気合十分の横綱にもひるまなかった。21歳の新鋭・安青錦(あおにしき)が豊昇龍を撃破。初土俵から12場所目での金星獲得は最速記録だ。
支度部屋からじっと前を見て集中力を高めていた。もろ手で突いて出た横綱に右を差し、離さない。うまく足を運んで強引な投げにも耐えると、最後は左で相手の右足を抱えて体勢を崩し、背中から落とした。
ウクライナ出身。ロシアのウクライナ侵攻を機に相撲を続けるため2022年4月に来日し、23年秋場所で初土俵を踏んだ。序ノ口、序二段で優勝するなど番付を駆け上がり、新入幕の今年春場所と夏場所ではともに11勝を挙げた。
勢いに乗るが、今場所2日目は新横綱・大の里の圧力に何もできずに終わった。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)が「いい勉強になった。今日は消極的にならず、自分の良いところを出さないといけない」と語っていたように、レスリングで鍛えた足腰を生かして低い姿勢で攻め立て、豊昇龍の足を狙って会心の勝利を挙げた。
初土俵からの金星は、年6場所制となった1958年以降、付け出しを除くと、昭和から平成にかけて活躍した元大関・小錦と十両の友風が記録した14場所目が最も速かった。記録を塗り替え、ウクライナ出身力士として初めて金星をつかんだ。
座布団が舞った土俵から引き揚げてきても表情は緩めず、「体が動いてくれた。勝った瞬間は信じられなかった。皆さんに喜んでもらえるよう精いっぱい相撲を取る」。真っすぐ前を向き、一層の精進を誓った。【黒詰拓也】
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