第１０７回全国高校野球選手権大会は７日、阪神甲子園球場で予定されていた午前の部の２試合が天候不良が予想されるため、８日の夕方の部に順延された。

　試合が順延となった春夏通じて初出場の綾羽（滋賀）は、甲子園球場の室内練習場で約２時間の練習を実施した。千代純平監督が冒頭に選手を集めて、「初出場で初勝利は簡単なことではないが、でも、それができるのは君たちだけ。試合はミスＯＫ、全力でいこう」などと鼓舞した。

　練習後の千代監督の主なコメントは次の通り。

　◇綾羽・千代純平監督

　＜雨天順延の受け止めは＞

　予報でも雨が出ていたので、ある程度は準備はしていました。

　甲子園練習、開会式リハーサル、開会式、そして７日と計４回、甲子園に来させてもらって、甲子園に慣れられる。何度も来られてありがたいです。

　＜試合が８日の第４試合に入った＞

　夜の時間帯に体を動かすことがなかなかないので、朝からの過ごし方やナイター対策、地元では１回だけ球場を借りて対策をしましたが、もっといろいろ考えたいです。

　甲子園球場ですから、ボールが見えないということは絶対にないので、むしろボール見やすいんちゃうかって言ってます。

　＜試合へのポイント＞

　相手（高知中央）の強力投手陣に、待っていて点が入るということはないと思うので、どういう風に仕掛けて点を取っていくか考えたい。

　＜ナイターへの不安や困惑の声は＞

　言ってみなさいと話したら出てくるとは思いますが、それは相手も同じ条件なので。考えられるいつもと違う部分を整理して、チームで話し合っていきたいです。

　夜でも朝でもミスが出るので、そこは許容しながらやっていこうと思います。