ソフトバンク、生え抜き二人が共に台頭 最新鋭の機器活用し新戦力に
ソフトバンクはフリーエージェント(FA)移籍や外国人補強が目立つが、今季は20代後半の生え抜きが台頭し、チームをけん引した。際立っていたのが、ともに28歳の、6年目の外野手、柳町達選手と4年目の内野手、野村勇選手だ。
2人とも開幕戦のスタメンに名前はなかった。野村選手はベンチ入りしていたが、柳町選手は2軍。だが、柳田悠岐選手や今宮健太選手ら主力野手が故障で次々と離脱し、先発出場の機会が巡ってきた。
2人はこれをものにした。柳町選手は打撃でアピールし、主軸に定着。交流戦では12球団トップの4割近い打率を残して9回目の交流戦制覇に貢献し、最優秀選手賞を獲得した。シーズンでは初めて規定打席に到達し、首位打者争いを演じた。
複数のポジションを守れる野村選手も右方向への打撃が向上し、2桁本塁打を記録。柳町選手とともに自己最多の試合出場を果たした。
2人が試合前の準備で重視してきたのが、ソフトバンクが誇る人工知能(AI)技術やデータが入った最新鋭の機器を使うことだった。
野村選手が活用するのは、本拠地と練習施設に導入されている「トラジェクトアーク」という映像付きの打撃練習用マシン。投手の等身大の映像が映し出され、球種や球速、回転数などが正確に再現されたボールが投じられる。リアリティーがあり、野村選手は「多用している。有名な投手でも動じなくなったように感じる」と効果を口にする。
柳町選手はデータを駆使する。「自分が頻繁に打つコースと打てない場所の比較。相手の球種や特徴などはとことん知ってから打席に入るようにしている」。今季飛躍的に成績が伸びた理由の一つに、昨季打てなかったコースや球種を克服したことがあるという。
関本塁データサイエンスコーディネーターによると、2人は「機器やデータをよく活用した選手の代表格」。特に柳町選手は「チームで一番データを分析する能力が高い」と評価する。【林大樹】
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