ソフトバンク・山川穂高 日本シリーズタイ記録の3戦連続弾

2025/10/29 20:44 

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 ◇阪神―ソフトバンク(29日・甲子園)

 パ・リーグを代表する長距離打者が偉人たちに肩を並べた。

 ソフトバンクの山川穂高が二回に先制ソロ。日本シリーズタイ記録の3試合連続本塁打となり、球団の城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)=2000年、当時ダイエー=やバース(1985年、阪神)ら5人に並んだ。

 先頭で打席に入った二回。カウント2ストライクからの4球目、外角148キロの直球を捉えた。バットのやや先だったが、「いい見え方で、しっかり自分のスイングができました」。白球は大きな孤を描き、バックスクリーンに飛び込んだ。

 古巣の西武時代を含めて、甲子園での出場経験はさほどない。だが、「打席での景色は普通の球場とそんなに変わらない。自分のスイングをしっかりするだけだと思っています」と意に介さない。

 負傷明けの近藤健介に代わる形で第3戦から4番に座る。「今年は打順はもう気にしていないので、リズムとか打席での注意していく部分をやっている」と、打撃でのプロセスに集中している。

 この試合、山川はイニング間に守備に就く際などは、ベンチからゆっくりと歩いて一塁に向かっていた。間もなく11月という長いシーズンを戦っている分、体の状態は決して良くないのかもしれないが、有無を言わせない結果を出すところはさすがである。【岸本悠】

毎日新聞

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