「対米投資」銘柄に期待集まる 日経平均、初の5万1000円台

2025/10/29 20:30 

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 29日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が急伸し、史上最高値を2日ぶりに更新。初めて5万1000円台をつけた。終値は前日比1088円47銭高の5万1307円65銭。人工知能(AI)や半導体関連銘柄が押し上げ、日米両政府が合意した日本企業による巨額の対米投資も市場の期待を集めた。

 日経平均は27日に初めて5万円台に突入するなど急ピッチで上昇している。この日は高値への警戒感から利益確定のための売りも広がり、東証プライムに上場する8割超の銘柄が下落。東証株価指数(TOPIX)は7・63ポイント安の3278・24と小幅に下落した。

 市場関係者は「現在の株高は対米投資を含めた期待が先行している。実体経済が追いつくかが焦点だ。今後の企業決算を注視する必要がある」としている。

 29日の日経平均は前日の米国の株高の流れを引き継いで大幅反発し、上げ幅は一時1100円を超えた。対米投資に関心を持っているとされるソフトバンクグループや日立製作所、三菱電機などが買われた。【秋丸生帆】

毎日新聞

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