日経平均株価、初の5万1000円台 取引時間中の最高値更新

2025/10/29 10:59 

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 29日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発し、上げ幅は一時1000円を超えた。半導体関連銘柄を中心に買い注文が増え、取引時間中の最高値を更新。初めて5万1000円台を付けた。

 午前10時現在は前日終値比629円44銭高の5万848円62銭。

 前日の米国市場で主要な株価指数が上昇した流れを引き継いだ。前日に好決算を発表した半導体検査装置大手のアドバンテストが大幅に上昇。ソフトバンクグループも買われ、相場全体を押し上げた。

 一方、その他の銘柄の多くは下落しており、日経平均が5万円を超えたことで利益確定の売りが広がったとみられる。

 市場関係者は「大手テクノロジー企業が、AI(人工知能)への投資計画をどの程度拡大させるかに注目している」と話した。日銀や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を控え、様子見の動きもあるという。【福富智】

毎日新聞

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