「10年に1回」のプレーにJFE西日本監督も驚き 日本選手権

2025/10/29 19:20 

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 第50回社会人野球日本選手権大会は第2日の29日、京セラドーム大阪で1回戦があり、前回大会4強のJFE西日本は北海道ガスに3―2で勝ち、3大会連続で初戦を突破した。

 JFE西日本の内田聡監督の試合後の主なコメントは以下の通り。

 ◇JFE西日本・内田聡監督

 <長野健大投手が先発し、5投手が登板した>

 (長野投手は)きょうはあまり調子が良くなくて、どこまでいけるかと、継投するタイミングを考えていた。悪いなりに持ち味を出して打たせて取る投球をしてくれたと思う。初回から高めに浮いて、良くないなと思ったが、のらりくらりと持ち味を出してくれた。

 <七回に3連打などで追加点を呼び込んだ>

 (無死一、二塁で)本当は送りたかったが、追い込まれてしまった。(打者の河内愛哉選手は)「送ります」と言ったが、ボールも見えていたし、とにかくバットに当てろ、転がせばなんとかなるから、食らいつけと伝えた。うまくセンター前に運んでくれた。

 <直後の無死満塁の好機は暴投で1点を挙げたが、三ゴロからのトリプルプレーでチャンスを逸した>

 ノートに初めて書いた。不運なところもあった。選手からは「いつも通り、切り替えて先頭打者を抑えよう」という声が出ていた。冷静に受け止めて気持ちがぶれずに前を向いていたので、大丈夫かなと思っていた。

 あのプレーは10年に1回あるかないか。しょうがない。

 <八回に1点差に迫られた直後に登板した筒井恒匡投手が相手の6番打者を中飛に打ち取り、嫌な流れを断った>

 彼が力でねじ伏せてくれたのが大きかったですね。三振が欲しかったし、信頼している投手を送った。10点を取っても、3球で終わっても次の回の守りで、先頭打者を初球から抑えにいくのはどんな状況でも変わらない。嫌な感じでチェンジになったが、選手たちは冷静にやってくれたのが良かったと思う。

毎日新聞

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