「魅力をもっと」ヤマハ元投手のあの手この手 社会人野球日本選手権
京セラドーム大阪で開催中の第50回社会人野球日本選手権大会に3大会連続で出場するヤマハ(静岡)は、6日の第1試合で西部ガス(福岡)との1回戦に臨む。
チームの魅力を多くの人に知ってほしいと奔走しているのが、昨年まで投手として活躍した近藤卓也さん(31)だ。新しい企画を次々と提案している。
◇昨年現役を引退
秋田商高、青山学院大を卒業し、2017年に入社。187センチの長身から繰り出す最速151キロの直球を武器に活躍した。
24年の日本選手権は東芝との2回戦に2番手として登板、1回を無失点で抑えた。
これを最後に現役を引退。グループ会社のヤマハコーポレートサービス総務事業部企画推進グループに所属し、今年2月からチームをサポートする野球部事務局を務めている。
社業に専念するようになって気づいたのは、「思っていたより、社内外に野球部が知られていない」ということだった。
「選手間の雰囲気の良さや、自主性を重んじる練習、グラウンドや室内練習場など恵まれた環境--。野球部が大好きだから、見てもらえるきっかけを作っていきたい」と考えたという。
◇新ユニホームには「ぷっぷる」
まずは、動画撮影や編集が得意な現役の高杯(たかつき)翼捕手(28)に協力してもらい、公式インスタグラムでの発信に力を入れた。都市対抗や日本選手権で応援に訪れた人に配布する選手名鑑は、「かっこ良さ」が伝わるようデザインを一新した。
6月の都市対抗予選から導入した新ユニホームの左胸には、一般財団法人ヤマハ音楽振興会が運営する「ヤマハミュージックスクール」のキャラクター「ぷっぷる」のワッペンを張ることになり、振興会との調整にあたった。
「ぷっぷる」をきっかけに、ミュージックスクールのレッスンを開いている首都圏のヤマハ直営店や音楽教室では、都市対抗大会期間中にスタッフが野球部のレプリカユニホームを着用。
同様に日本選手権では関西地区の16店舗に計80着を送り、野球部を応援してもらうことになった。
大会前は社員食堂での企画も。野球部マネジャーの村木文哉さん(27)に依頼して選手にお薦めの「推しメニュー」を考えてもらい、期間限定で昼食のメニューに加えた。選手の写真付きで紹介されるメニューは好評を博し、日本選手権で野球部を応援する機運も高まっている。
◇地域貢献の拡充目指し
会社での認知度を上げるとともに、近藤さんが「課題であり、目標でもある」というのが、野球部の地域貢献を拡充させることだ。
オフシーズンには従来、浜松市など地元4市で野球教室をしているが、「選手の負担にならない範囲で、モチベーションが上がるようメニューも工夫して、社外での活動を広げたい」と考えている。
「主将の大本(拓海捕手)は小学生の時に(静岡県)掛川市での野球教室に参加して、『ヤマハへ行きたい』と思ったという。子どもたちに、こういうチームがあることを知ってもらい、目標にしてもらえたらうれしい」と力を込める。
交流サイト(SNS)での発信や野球教室、イベント参加などの地域活動を通して、「練習や試合を、ふらりと見に来てくれる人を増やしたい」。現役時代と同様に、全力投球していくつもりだ。【藤倉聡子】
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