<デフリンピック>日本人初出場、テコンドー・星野萌選手が銅メダル デフリンピック
東京デフリンピックのテコンドープムセ(型)個人女子が22日、中野区立総合体育館(東京)であり、筑波技術大4年の星野萌選手(21)が銅メダルを獲得した。デフリンピックのテコンドー種目に日本人選手が出場するのは今大会が初めてで、星野選手が唯一の日本人選手だ。
準決勝でイランの選手に敗れたものの、星野選手は取材に「(1本目の演武で)もっと体のバランスが取れていれば。でも、悔いはない」とすがすがしい表情だった。
地元の茨城などから家族や友人、道場仲間が応援に駆け付け、演武が終わるたびに大きな拍手がスタンドから湧き起こった。
終了後、星野選手は「朝早くから会場で待っていた人もいる。大舞台に立ててうれしい」と何度も涙を拭った。両親に対しては「弱気になった時は励ましてくれた。(練習などの)送迎もしてくれた」と感謝した。
星野選手とテコンドーの出合いは小学校5年生の頃。当時通っていた水泳教室と同じ建物の中にテコンドーのスタジオがあった。
ガラス越しに見えた練習する姿がかっこよかった。それまでやりたいこともなく将来の夢を聞かれても答えられなかった星野選手にとって忘れられないほどの衝撃を受けた瞬間だった。
そして、道場で練習に励むようになったもののコミュニケーションの壁や進学によって道場が遠くなったことから、高校生の時はテコンドーから離れざるを得なかった。しかし、大学生になって「やっぱり心残り」と再びテコンドーの世界へ戻った。
今大会に向けてテコンドーについては即戦力となる選手の発掘を目的としたトライアウトが実施された。星野選手は2024年6月にトライアウトに参加して技術を磨き、日本代表をつかんだ。
「復帰して良かった」。しみじみとその重さを感じながらメダルを見つめる星野選手。
「テコンドーは人生」といい、今後、テコンドーに興味のある人や体験してみたい人が集まれる場をつくりたいと願う。そして、4年後の次のデフリンピックに向けて、ともに戦う仲間を見つけるつもりだ。【千田あかり】
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