２０２５年度の社会人野球表彰の表彰式が１０日、東京都内であり、ヤマハからは対象大会（都市対抗、日本選手権、日本選手権出場権対象のＪＡＢＡ主要大会）で１０勝（０敗）を挙げ、最多勝利投手賞を獲得した佐藤廉（２６）と、二塁手・土山翔生（２３）、遊撃手・相羽寛太（２３）、外野手・矢幡勇人（３５）の計４人が社会人ベストナインに選ばれた。

　佐藤廉は「シーズン当初から、九谷（青孝）コーチと『最多勝を目指そう』とやってきた。狙って取れたことは、とてもうれしい」と明かす。年々、他チームのマークは厳しくなるが、「それも承知で、都市対抗優勝に貢献できるよう練習を重ねていく」と話した。

　コーチ兼任の矢幡は、チームが日本選手権で初優勝した１６年以来、９年ぶりのベストナイン選出。衰えを知らない活躍ぶりを後輩たちからも称賛された。１６年にともにベストナインに選ばれた佐藤二朗・元コーチ（一塁手）は当時３６歳。「年齢では佐藤さんが上。自分も、まだまだ頑張る」と意気軒高だった。