部員に暴言や体罰 沖縄・エナジック野球部監督を謹慎 学生野球協会

2025/12/19 18:42 

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 日本学生野球協会は19日、審査室会議を開き、今春の選抜高校野球大会に初出場したエナジックスポーツ(沖縄)の監督に暴言と体罰、報告義務違反で、11月13日から1年間の謹慎処分を科した。

 協会によると、監督は7月13日の全国高校選手権大会沖縄大会決勝で敗れ、整列して泣いている選手たちに「死ね、泣くな」と暴言を吐いた。

 8月13日の新人大会では、出発前の準備が遅れてマイクロバスに乗れず、野球部顧問の車で会場に来た部員1人に対し、試合後に約13キロ離れた学生寮まで歩くよう指示した。その部員が別の指導者の指示でバスで寮に戻ったことを知ると、部員を球場近くまで車に乗せていき、帽子と水分を渡した上で徒歩で帰らせた。

 9月の練習中には、かごにボールを投げ入れないよう指示していたにもかかわらず部員が投げ入れたため、その部員にボールを投げてぶつける体罰行為をした。

 匿名の通報で発覚。監督は事実関係を認め、11月13日に指導自粛を学校に申し出たという。【高橋広之】

毎日新聞

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