全日本SP首位の鍵山 連覇へ「任せてください!」 男子公式練習

2025/12/20 12:17 

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 フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日は20日、東京・代々木第1体育館で男子の公式練習があり、この日のフリーへ向けて各選手が調整した。

 前日のショートプログラム(SP)で唯一の100点超えを果たし、大会連覇が懸かる鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)は、曲をかけた練習の4回転サルコウで転倒したが、その後は修正。引き上げる際には報道陣の呼びかけに応じ「(状態は)まあまあ。フリーの最終滑走は慣れているので」と余裕を漂わせた。最後は「任せてください!」と力強く語り、親指を立てた。

 SP2位の三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)は4回転ループを果敢に跳ぶも、回転の抜けや転倒が目立った。初の五輪代表に向け、ジャンプ構成に注目が集まる。同じく五輪候補でSP4位の友野一希選手(第一住建グループ)は細かな所作まで確認。SP5位の佐藤駿選手(エームサービス・明大)は4回転―3回転の連続トーループや4回転ルッツなどを軽やかに降りていた。

 男子の五輪代表枠は「3」で、優勝者は自動的に代表に決定。残り2人は、今大会の2、3位や、今季の国際大会のシーズンベスト上位3人(対象選手=鍵山、佐藤、三浦)、グランプリ(GP)ファイナル上位2選手(対象選手=鍵山、佐藤)などを総合的に判断し選ばれる。【倉沢仁志】

毎日新聞

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