WBC日本代表、第1陣8人発表 大谷翔平の投手起用は未定

2025/12/26 18:21 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を狙う野球日本代表「侍ジャパン」に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平(31)=背番号「16」=やプロ野球・日本ハムの伊藤大海(28)=背番号「14」=ら日米で活躍する8人が選出された。日本野球機構(NPB)などが26日、発表した。

 投打「二刀流」の大谷を除く全員が投手。エンゼルスの菊池雄星(34)=背番号「17」=は初めて選ばれた。残りの22選手は来年1月以降に発表される。

 今回のメンバーの役割としては、伊藤、菊池、ロッテの種市篤暉(27)=背番号「26」=は先発か第2先発要員だろう。

 先発、救援ともに実績がある西武の平良海馬(26)=背番号「61」=は救援に回る。井端弘和監督は「本人とも話した。どこでもやりますと言っていた。非常にありがたい」と述べた。

 パドレスの松井裕樹(30)=背番号「1」、巨人の大勢(26)=背番号「15」、阪神の石井大智(28)=背番号「69」=もリリーフで控える。井端監督は救援投手について、抑えを含め「5~6人」と説明しており、残りは1~2人となりそうだ。

 WBCは球数制限があり、継投がポイントとなる。井端監督は「序盤の試合ではショートイニングでどんどん変えていくのがいいのかな」と想定を語った。

 いち早く参加を表明していた大谷については「申し分ない選手。グラウンドで暴れてもらえれば。周りにもいい影響しか与えない」と期待を寄せた。戦術面を大きく左右する大谷の投手起用については未定。「まだ調整段階で投げ始めていない状態。そこはキャンプに入ってからでは」とした。

 また、ホワイトソックス入りし、WBC参加に意欲を示している村上宗隆(25)については「移籍が決まった日に手続きに入った」として、選出する考えを明らかにした。球団も参加を容認している。【岸本悠】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>