立憲・安住幹事長「他大臣とは重みが違う」 収支報告書訂正の林氏に

2025/12/26 17:14 

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 立憲民主党の安住淳幹事長は26日、林芳正総務相(衆院山口3区)が、昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書を訂正し、労務費の支出を削除した問題について「総務相は選挙を所管する大臣で、他の大臣とは重みが違う」と述べ、年明けの国会に向けて説明を求める考えを示した。

 安住氏は、総務省が公職選挙法などを所管することを踏まえ「物の善しあしを判断しないといけない方だ。自分で違反していたというのは、簡単な話ではない」と指摘。党として事実関係を調査する考えを示し、「責任の取り方を含めて、適切なのか、予算委員会までに準備をしていきたい」と述べた。

 林氏の陣営は25日、山口県選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書を訂正し、同県内の13人に計13万円を支払ったとする記載を削除した。支出先とされた複数の人物が労務の提供と報酬の受領を否定し、内容に疑義が生じていた。林氏は26日の記者会見で「私設秘書が適切とは言えない経理処理を行った」と陳謝したが、辞任しない考えを表明している。【池田直】

毎日新聞

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