部下をロープで殴り、熱したスプーンでやけどさせる 消防士2人処分

2025/12/26 19:25 

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 部下を殴ったり、熱したスプーンでやけどを負わせたりしたとして、東京消防庁は26日、野方消防署(中野区)の男性消防士長(33)を停職4カ月、男性消防副士長(40)を減給10分の2(2カ月)の懲戒処分にした。2人は「コミュニケーションの一環と思い、悪ふざけでやった」と話しているという。

 東京消防庁によると、2人は2023年10月~24年8月、部下の男性3人に対し、肩や足を殴ったり、ガスコンロで熱したスプーンを近づけて腕にやけどを負わせたりした。殴る場合は手のほか、機材のロープを使うこともあった。

 被害を受けた1人が24年8月に別の上司に報告して発覚した。処分を受けた2人は「(やった回数は)100回未満だと思う」と話しているという。

 また、届け出た通勤経路とは別のルートを使って通勤手当32万円を不正受給したとして、府中消防署(府中市)の男性消防副士長(59)を減給10分の2(3カ月)の懲戒処分とした。【朝比奈由佳】

毎日新聞

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