秋篠宮ご一家は２６日、板橋区立美術館（東京都）で展覧会「戦後８０年　戦争と子どもたち」を見学された。１９３７年の日中戦争開戦から終戦後の４９年までに制作された子どもを題材にした絵画や彫刻などを、約１時間かけて熱心に見て回った。

　１２０点の作品が展示された会場で、ご一家は描かれる子どもたちの姿が時代によって変化していく過程について説明を受けた。防空演習の様子を取り上げた絵画には近づいて細かい表現も確認していた。次女佳子さまは「戦争の時代の子どもについて考えるきっかけになりました」と話し、長男悠仁さまは写真と絵画を比較し、「画家が自分の伝えたい思いを強調しているのが絵画ではないでしょうか」と感想を述べていたという。【柿崎誠】