4兄弟全員「ヒガシ」 末っ子が挑む集大成の花園 全国高校ラグビー

2026/01/05 12:26 

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 第105回全国高校ラグビー大会に挑んでいる東福岡(福岡第1)で、主将と共にチームをけん引するWTB平尾龍太副主将(3年)は4人兄弟の末っ子だ。

 兄3人は全員が「ヒガシ」のラグビー部出身で、平尾選手は兄たちの背中を見て育った。自身にとっても平尾家にとっても最後の花園で、チームを勝利に導く活躍を誓う。

 兄3人は、長男祥一さんが第92回大会(2012年度)、次男祐二さんが第95回大会(15年度)、三男剛士さんが第96回大会(16年度)と第97回大会(17年度)で、それぞれ花園の登録メンバー入りを果たした。

 平尾選手は兄3人に憧れ、小学2年生の時に福岡県宗像市を拠点とする「玄海ジュニアラグビークラブ」でラグビーを始めた。だが始めたばかりの頃は自分の練習そっちのけで、兄たちの試合を見に行っていたという。

 ◇進学先に迷いなく

 後に東福岡でも一緒にプレーする、1学年上の先輩たちが仲良くしてくれラグビーが楽しくなり、「小学4、5年生くらいからまともに始めた」と平尾選手は振り返る。

 東福岡には、兄たちの試合の応援などで小さい頃から足を運んでおり、進学先として迷わず選んだ。

 兄3人は平尾選手の試合が終わると、それぞれ「もっとこうした方がいいんじゃないか」とアドバイスをくれたり、試合に駆けつけて応援してくれたりして見守ってくれている。

 ◇副主将としてチームまとめ

 末っ子の平尾選手は兄たちの期待に応えるように、強豪校で昨年度から主力を張ってきた。今年度はバックス(BK)の中心選手となって背中で引っ張っている。さらに、リーダー陣の一人としてNO8須藤蒋一主将(3年)を支え、一緒に約150人の部員をまとめる。

 須藤主将は平尾選手について「攻撃面ではボールを持ったら必ず前進してくれ、守備でもバックスの中では一番、体を張ってタックルを決める。自分たちに勢いが付き、頼りになる」と太鼓判を押す。

 ◇今大会は既に2トライ

 今大会は準々決勝までの全3試合に右WTBとして先発し、計2トライを決めて勝利に貢献してきた。

 兄たちが身につけ、小さい頃から憧れた東福岡のグリーンジャージーに袖を通すのは、今大会が最後となる。

 「ジャージーを着られるのもあと2回。しっかり楽しみながら、着られるうれしさをかみしめながら頑張りたい」と話す。平尾家の集大成とも言える最後の花園で、「家族みんなの期待に応えたい」と力を込める。【尾形有菜】

毎日新聞

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