「はまった」サインプレー 京都成章の司令塔が躍動 高校ラグビー
◇全国高校ラグビー大会準決勝(5日・東大阪市花園ラグビー場)
◇○京都成章38―19東福岡(福岡第1)●
◇京都成章・SO岡元聡志選手(3年)
司令塔が持ち味の俊足を生かしたランニングで縦に切り込んだ。12点リードの後半5分、相手陣中央ラックから右に展開すると、CTB森岡悠良との抜群のコンビネーションを披露した。
森岡への一方向のパスではない。いったん、森岡へパスした後、素早く戻してもらって前進。最後は1人飛ばしのパスを決め、味方の右隅へのトライにつなげた。
このサインプレーは大会前、OBでリーグワン・神戸の辻野隼大から教わったものだ。大舞台で学びたてのサインプレーを繰り出すことに、「リスクはあるが準備はできていた」という。「はまった」と満足げだった。
1年から10番を背負う。2024年11月の京都府予選決勝で宿敵・京都工学院に僅差で敗れ、想定よりも早く新チームが始動したことに責任を感じた。そして主力としての自覚が芽生えた。関崎大輔監督は「今まではみんなに支えられていた選手だったが、3年生になってから自分で発言することが多くなった」と目を細める。
今季のチームは大柄な選手は少ないが、関崎監督はまとまりについて「歴代のチームでも上の方」と話す。FWとバックスが一体となって相手を圧倒する攻撃が特徴で、中心的役割を担う。「どういうアタックをして、どうエリアを取るのか。いろんな経験をし、たくさんのことをコーチに教えてもらって(自分でも)成長を感じている」
前回大会、テレビで見る花園はどこか遠く感じた。「見ていても楽しくなく、自分たちが出たかったという悔しい気持ちが大きかった」。今回は決勝まで来た。「むちゃくちゃ楽しい。このメンバーであと1試合、楽しんでやりたい」。悲願の初優勝へ、自信を持って技を繰り出す。【荻野公一】
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