アドバイザーなのに背番号「11」はダルビッシュ 侍ジャパン合宿

2026/02/14 19:10 

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 野球日本代表「侍ジャパン」の合宿初日。選手や監督だけでなく、この人にも大きな声援が飛んだ。アドバイザーとして異例の参加となったダルビッシュ有(米大リーグ・パドレス)だ。

 登場から驚かされた。球場に到着したバスから降りたダルビッシュが着ていたのは、袖に「11」番が刻まれた日本代表のパーカだった。

 今大会は大リーグで使われているピッチクロックとピッチコムが採用されており、対応が急務。ブルペン入りした松本裕樹(ソフトバンク)には「最後の5球はピッチクロックを使った方がいい。それと、ちゃんと打者を想定して投げた方がいいのでは」とアドバイス。北山亘基(日本ハム)には、カーブの投げ方を問われ、自分のやり方を伝えた。

 ダルビッシュは戦力として計算されていたが、昨秋に右肘を手術したため選出されなかった。それでも、右腕の経験と知識が必要だと考えた井端弘和監督が参加を説得。ダルビッシュは「(井端監督は説得の際)ずっと敬語だった。それがとにかく圧がすごくて。そういうところも含めてお受けしたいな、と(思った)」と熱意にほだされたという。

 パーカだけでなく背番号「11」のユニホームも支給されており、ダルビッシュは「ここまでしていただけるとは本当に光栄なこと。感謝しています」と感激した。だが、「(ユニホームは)着るつもりはない。着る資格があるとは思っていない」と自分の中で線を引きつつ、チームに貢献する覚悟だ。

 井端監督は練習後、「ありがたいですよね。本当に精力的に動いてくれて」と「11」番に感謝した。【岸本悠】

毎日新聞

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