前伊東市長・田久保氏宅に静岡県警が家宅捜索 「卒業証書」提出巡り

2026/02/14 16:45 

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 静岡県警は14日午前、学歴詐称疑惑で失職した同県伊東市の前市長、田久保真紀氏(56)の自宅を家宅捜索した。田久保氏は公職選挙法違反(虚偽事項の公表)などの容疑で刑事告発されており、県警によると、書類などを押収した。田久保氏は市長就任後の昨年6月に初めて東洋大除籍と知ったと主張しているが、県警は就任前に認識していた可能性があるとみて捜査を進めている。

 県警は、田久保氏が「卒業証書」として市職員らに示した文書の提出を求めたが、代理人弁護士が12日、押収拒絶権を理由に拒否すると書面で回答していた。刑事訴訟法は弁護士や医師らが業務上保管する他人の秘密に関するものについて、権利の乱用にならない範囲で押収を拒めると定めている。文書は代理人弁護士が東京の事務所で保管している。

 家宅捜索を受け、代理人弁護士は「想定の範囲内。警察が刑事事件で捜索や差し押さえをするのは当然のことだ」と話した。今後も「卒業証書」は提出しない意向といい「証拠隠滅の意図はない」と語った。

 田久保氏は1月下旬以降、県警の事情聴取に2度応じ、「犯罪の構成要件には該当しない」と主張。携帯電話などのデータや、過去に立候補した市長選と市議選のリーフレットを提出した。

 田久保氏は昨年5月の市長選で初当選した後、学歴詐称疑惑が浮上。市議会から2度の不信任を受けて失職した。偽造有印私文書行使などの疑いでも刑事告発されている。【藤渕志保】

毎日新聞

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