琵琶湖で「全層循環」今年も確認 例年と同時期に「深呼吸」 滋賀

2026/02/14 16:15 

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 滋賀県は13日、琵琶湖の上層と下層の水が一様に混ざり合う「全層循環」を10日時点で確認したと発表した。ほぼ例年と同時期の確認という。

 琵琶湖の北湖では、春から初冬にかけて上層の暖かい水と下層の冷たい水の間で対流が起こらず、酸素を多く含む表層の水が下層に行かなくなる。このため、底層の水に溶ける溶存酸素量(DO)が減少するが、1~2月ごろ季節風や表層の水温低下で、水の循環が徐々に起こり、表層から底層までのDOや水温が一様になる全層循環が起きる。表層の酸素が湖底まで行き渡ることから、「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる。

 1979年度から調査が始まり、2018、19の両年度のみ全層循環が確認されなかった。全層循環は地球温暖化の影響を受けているともされ、県の担当者は「『琵琶湖は地球環境を見る窓』と言われる。琵琶湖を通じて地球の気候変動を感じ取ってほしい」と話している。【北出昭】

毎日新聞

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