大阪桐蔭の重圧は「中にいる者しか…」 OBが声援 センバツ

2026/03/31 13:48 

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 選抜高校野球大会は31日、阪神甲子園球場で決勝があり、大会最多に並ぶ5回目の優勝を目指す大阪桐蔭は智弁学園(奈良)と対戦した。

 大阪桐蔭の三塁側アルプス席には、特別な思いで見守る人がいた。昨年、春夏の甲子園に出場できなかった野球部OBだ。

 その一人が、今春卒業して日体大に進み、野球を続ける平山芽輝(いぶき)さん(18)。この日、夜行バスで駆けつけた。

 平山さんの学年は2年時に春夏の甲子園に出場したが、3年では出場がかなわなかった。平山さんはけがもあって高校3年間、甲子園に出場していない。

 3年夏の大阪大会決勝で敗れた後、平山さんの学年の部員らは秋の近畿大会に臨む後輩の練習を手伝った。

 平山さんは打撃投手を務めた。「自分たちは(3年で)出られなかったので、秋は勝ちきってほしい。自分たちの分まで」という思いがあったという。

 決勝は三塁側スタンドからOBらと一緒にメガホンで声を張り上げた。

 「決勝に行くというのは、大阪桐蔭からしたら当たり前と言われるかもしれないが、自分たちの代は苦労があった。プレッシャーがすごくあった。ここまで来るのがどれだけ大変か、中にいる者しか分からない」と、強豪ならではの心境を吐露した。

 そして、「後輩は2年間過ごした仲間。優勝してほしい」と期待した。【荻野公一】

毎日新聞

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