新型日産リーフ、17日受注開始 航続距離700キロ、518万円から
日産自動車は8日、電気自動車(EV)「リーフ」の国内向け新モデルの受注を17日から全国の日産販売店で始めると発表した。航続距離は約700キロと現行モデルから約3割向上。前を走る車に合わせて一般道でも車間距離を一定に保ち、自動で減速や停止をする運転支援技術も搭載した。日産は新型リーフを「EVの主流になるクルマ」と位置付け、経営再建の推進役にしたい考えだ。
リーフは2010年に世界初の5人乗り量産型EVとして発売され、EVの草分けとして知られる。今回は17年以来8年ぶりの全面改良で、3代目となる。
ただ利用者にとっては走行距離の短さや充電の煩わしさが長年ネックとなり、国内新車販売台数に占めるEVの割合は今も2%未満と普及は進んでいない。
新型リーフはスポーツタイプ多目的車(SUV)で、走行距離を伸ばすため、ドアノブを車体に組み込んで凹凸をなくすなど全体的になめらかな形状にして空気抵抗を抑えた。車内の冷熱システムを一括制御し、電池やモーターが発する熱を空調に活用するなどエネルギー消費も最適化した。
充電性能も改善し、150キロワットの急速充電器を使えば電池残量10%から80%までが最短35分と、これまでより約15分短縮した。長距離移動に備え、目的地までの経路に充電スポットを含む最速ルートを案内するナビシステムを搭載した。
電池容量は78キロワット時で、希望小売価格は標準モデルが税込み518万8700円、上級モデルが同599万9400円。電池容量が55キロワット時のモデルも来年2月に発表するとしている。
新モデルは米国で先行販売されており、欧州では来春ごろ発売予定。栃木工場(栃木県)と英サンダーランド工場で生産し、米国向けは栃木工場から輸出する。【鶴見泰寿】
-
欧州委、鉄鋼関税50%に倍増案 安い中国製警戒 対立生むリスクも
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は7日、無関税の輸入枠を超えた鉄鋼への関税率を現行の2倍となる50%に引き上げる案を公表した。無関税の輸入枠自体…経済 2時間前 毎日新聞
-
円相場が一時152円台に 約8カ月ぶりの円安水準
8日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=152円台で取引が始まった。今年2月以来、約8カ月ぶりの円安・ドル高水準となり、午前10時半時点では152円台半…経済 6時間前 毎日新聞
-
万博230億円超黒字見込み 入場券やミャクミャクグッズが後押し
日本国際博覧会協会(万博協会)は7日、大阪・関西万博の運営費の収支について、230億~280億円の黒字となる見込みを明らかにした。運営費(1160億円)の計画…経済 16時間前 毎日新聞
-
脱炭素電源の買い手も支援 経産省が支援策検討 GX戦略地域巡り
経済産業省は7日、太陽光などの脱炭素電源の作り手でなく買い手の企業に向けた新たな支援策の案を、政府が創設する「GX(グリーントランスフォーメーション)戦略地域…経済 16時間前 毎日新聞
-
中間コスト削り5キロ3980円 イオン直営農場の新米発売、割安に
コメの高値が続くなか、流通大手のイオンは7日、直営農場で収穫した新米の販売を始めた。中間の流通コストを削減することで、相場よりも価格を割安に抑えている。 販…経済 19時間前 毎日新聞